2014年4月7日

日本金属、加工品事業 経営資源を集中

 日本金属は、加工品事業で新事業と位置付ける精密異形鋼の生産能力を増強し、3年後をめどに現行比6倍の生産量に引き上げる。同事業の年間売上高もほぼ倍増の100億円を目指す。製造拠点である福島工場(福島県白河市)に、総額約9億円を投じて専用の圧延機と焼鈍ライン、自動検査装置などを増強し、工場棟の増築も視野に入れる。同事業本部内に工場、営業、資材、技術研究所を横断するプロジェクトを立ち上げ、実行計画を遂行する。精密管を製造する岐阜工場(岐阜県可児市)でも3億円を投じ、自動車部品用途を主とした小径厚肉管を増産。加工品事業に経営資源を集中投入し収益基盤の強化を図る。