2014年4月17日

普通鋼輸入、13年度450万トン水準に

 2013年度の普通鋼材輸入量は450万トン前後と、前年度比5%強の増加となったもようだ。直近10年間では、11年度の463万トンに次ぐ高い水準。為替が円安で推移したものの、国内経済の復調に伴い鋼材内需も回復したことや、製品によっては一時的に供給タイト化が進み、ユーザーが輸入材に活路を求めた。また、薄板製品では国内ミルのトラブルや台風の影響などにより出荷遅れが発生、需要家が供給不足分を緊急的に輸入材に頼ったためとみられる。こうした影響から、亜鉛めっき鋼板はこの10年間では最高水準となった。

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