2014年4月22日

東京製鉄、5月販価全種据置き 4カ月連続 H形25%減産

 東京製鉄は21日、5月契約分の鋼材販売価格を全品種据え置くと発表した。「新年度に入り、電力料金をはじめ、副原料や運送費など、あらゆるコストが上昇しており、転嫁のためには製品値上げが必須の状況」(今村清志・常務取締役営業本部長)としつつも、荷動きが緩慢な市場動向を考慮し、値上げは困難と判断した。全品種据え置きは4カ月連続。主力製品のH形鋼は前月比25%減産するなど、需要見合いの生産を継続し、需給回復に努めるとしている。