2014年6月6日

神戸製鋼・加古川、今期粗鋼620万トン計画

 神戸製鋼所の加古川製鉄所は本年度、粗鋼620万トン(上期300万トン、下期320万トン)、製品で510万トン(上期246万トン、下期264万トン)の生産を計画、輸出比率は前期比1ポイント増の33%を見込んでいる。4日開催した製鉄所見学会後の質疑応答で、柴田耕一朗所長が明らかにした。4月から稼働した新溶銑処理工場は、溶銑のうちの50%程度を処理しているが、7月にはこれを70%程度まで高める。同設備の活用、さらに圧延での高級品化投資・改善、営業段階での品種の付加価値化により、オンリーワン商品の比率は現状の31%から15年度には40%まで高めていきたい考え。この一環として、脱燐設備1基の増強も視野に入れ検討していく。

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