2014年6月10日

新日鉄住金ソリュ、製造現場にスマートグラス 導入検証サービス開始

 新日鉄住金ソリューションズ(謝敷宗敬社長)は9日、眼鏡型情報端末スマートグラスの製造現場への利用を見込んだ導入検証サービスを始めると発表した。研究開発と実証実験を進めてきたAR(拡張現実感)技術とスマートグラスの現場利用のこれまでの成果と知見をまとめ、各種アプリケーション・サービスを実際に提供するもの。第1弾として現場作業者と離れた場所にいる作業支援者間で作業指示や作業状況の確認を行う「遠隔作業支援アプリケーション」を開発、クラウド基盤アブソンヌ上に検証環境を提供して、現場利用に向けた概念実証を行う。すでに実用化が決まっているものもあり、今後2年間で20社を目標に普及拡大を図りたい考えだ。