2014年6月17日

東京製鉄、7契も全種据え置き 需給バランス回復途上

 東京製鉄は16日、7月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは6カ月連続。条鋼類は6カ月連続、鋼板類は7カ月連続でともに長期間にわたる据え置きになるが、「ここが我慢のしどころ」(今村清志・常務取締役営業本部長)ととらえる。「7月以降は建築・土木工事が本格的に動き出し、また電炉メーカーは夏季減産期に入るため、製品需給のアンバランスは着実に解消されてくる」(同)と分析。「ただ、足元の需給バランスはまだ回復途上にあることを考慮し、全品種据え置きとした」(同)とコメントした。