2014年7月2日

藤澤鋼板、熱延レベラーラインのハイテン対応を拡充

 有力コイルセンターの藤澤鋼板(本社=千葉県浦安市鉄鋼通り、藤澤鐵雄社長)はこのほど、熱延レベラーラインのハイテン(高張力鋼板)対応を拡充した。昨年末に改造を実施し、ファイナルレベラーの平坦度矯正能力を増強。従来は加工が難しかった板厚4・5ミリ、引っ張り強度590MPa(60キロ)級の熱延・酸洗鋼板のレベラーカットが可能となった。自動車の軽量化ニーズの高まりで、ハイテン材のさらなる適用拡大が見込まれる中、他社との差別化を図り、競争力を強化する狙い。投資額は4000万円。生産性向上にも寄与しており、加工量を順次引き上げ、受注拡大に結び付けていきたい考えだ。