2014年7月3日

経産省7-9月見通し 粗鋼需要微増2796万トン

 経済産業省が2日発表した2014年度第2四半期(7―9月)の需要見通しによると、出荷相当粗鋼需要量は前期実績見込み比0・1%増の2796万トンとわずかながら、2四半期連続で増える。鋼材需要は1・8%増と4期ぶりに増えるが、粗鋼は季節的な増産のあった前期並みにとどまる。経産省鉄鋼課では在庫水準がやや高い点に注意を促しており、国内の建築活動が高い期待値に対して実需の実現が遅れており、国内需要、なお供給過剰の海外情勢、安全操業を踏まえた慎重な生産対応が必要としている。