2014年7月29日

NTN、風力発電装置用 超大型主軸受の試験設備初公開

 NTNは25日、先端技術研究所で6月に稼働を開始した世界最大クラスの風力発電装置用超大型主軸受の試験設備「WIND LAB」を報道陣に初公開した。風力発電はクリーンな再生エネルギーとして急速に普及しているが、発電効率向上を背景に、装置の大型化や洋上風力発電が進行。大型な風力発電装置の主軸受に不具合が発生すると、発電停止に加え、大規模な交換作業が必要となるなど多額の損失が発生するため、過酷な環境への対応や、直径100メートルを超す翼(ブレード)の回転を支える主軸受などの重要部品に関する実物評価の重要性が高まっていたことで、自社開発により新試験設備を設置した。