2014年8月1日

高炉3社、収益力もう一段回復へ

高炉3社の2015年3月期連結経常利益見通しが31日に出そろい、新日鉄住金は前期比10・8%増の4000億円、JFEホールディングスは3・6%増の1800億円の予想をそれぞれ開示し、神戸製鋼所は800億円の小幅減益予想を据え置いた。主原料価格低下による在庫評価影響が主力の鉄鋼事業の回復を見えにくくさせているが、原料価格変動幅が縮小して内需も堅調に推移する中、コスト削減など各社の収益構造改革が奏功し、実力ベースの収益力はもう一段回復する見通しだ。