2014年8月1日

鋼材生産、3四期ぶり2800万トン台 7-9月粗鋼計画

 経済産業省が1日発表した2014年度第2四半期(7―9月)の生産計画によると、粗鋼生産は2842万トンと前期実績見込み比2・8%増える。設備の修繕やトラブルで伸び悩んだ前期から回復し、3四半期ぶりに2800万トンに乗せる。鋼材生産は国内、輸出ともに伸び、合計で前期比4・2%増える。経産省鉄鋼課では国内で建設工事の遅れなど需要の動向に注視が必要なうえ、アジアの過剰供給も継続していると指摘。やや水準の高い鋼材在庫などを見極めたうえで、安定供給には慎重な対応が必要と見ている。