2014年8月4日

輸入鋼材動向に注視 在庫なおも高水準

 鉄鋼産業懇談会の樋口眞哉会長(新日鉄住金副社長)は1日の懇談会後、「最も注目しているのが輸入鋼材の動向。6月の普通鋼鋼材輸入は39万トンと、前年同月の28万トンから11万トン増えており、中国・韓国材を中心に高水準で定着している。インドネシアの厚板も入り始めた。相対的に日本の市場環境が良いためだろうが、現在の為替からするとかなり高いレベルにあり、注視している」と述べた。