2014年9月17日

「産業新聞鉄鋼マスターズゴルフ」 宮坂氏(日鉄住金物産)総合V 佐藤氏がシニア優勝 衣川氏3年連続ベスグロ賞

 第38回「産業新聞鉄鋼マスターズゴルフ大会」が13日、鷹之台カンツリー倶楽部(千葉県)で開催され、宮坂一郎氏(日鉄住金物産)がグロス92、ネット71で総合優勝に輝いた。シニア部門は佐藤育男氏(日本製鋼所)がグロス88、ネット73で優勝。衣川潤氏(三菱商事)がアウト43、イン40の83でまとめ、新記録となる3年連続でベストグロス賞を獲得した。

 秋晴れの下、日本オープンゴルフ選手権の舞台(2011年を含め4回)にもなる名門コースで44人が熱戦を繰り広げた。総合2位は佐藤氏、3位はグロス89、ネット74だった川崎博也氏(神戸製鋼所)。

 ベストドレッサー賞には、芝の緑に映える白系のウェア類でコーディネートしていた林田英治氏(JFEスチール)が選ばれた。

 表彰式では林田大会会長が「快晴の下、風もほとんどなく、ひとつの言い訳もできない好コンディションで、皆さん、楽しくプレーされたことと思います。鉄鋼業界も先行き不透明な部分はあるものの、環境は良くなりつつあるので、元気を出して、自らの努力で乗り切っていきましょう」とあいさつ。

 総合優勝の宮坂氏は「伝統あるマスターズゴルフ大会に参加し、ブービー、ニアピン、ドラコンなど全員が賞を頂くというパートナーにも恵まれて、名誉ある稲山大杯に名前を刻むことになりました。『どれほどの効果があるか』などと、社内で冷やかされながらもレッスンを受けてきた努力がここに結実し、人生で最高の日となりました」と優勝の弁を述べた。

 続いてシニア優勝の佐藤氏が「ベストドレッサー賞の林田さんはじめパートナーにも恵まれ、シニア優勝を頂くことができました」と述べた。

 成績発表のあと、主催者を代表して産業新聞社の山村俊郎社長が「天候に恵まれ、高麗グリーンなどコースも非常に良い状態だったと聞いています。本来の実力が発揮できるコンディションで、宮坂さんは総合優勝を飾られ、衣川さんは3回連続でベストグロス賞を獲得して、新たな大会の歴史を作られた。景気は少しもたついているものの、第2次安倍改造内閣は経済最優先と宣言しており、鉄鋼需要も東京五輪に向けて上振れしていくと思います。来年は今年以上に良い環境で大会を開催できると期待しています」と謝辞を述べ、大会を締めくくった。

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