2014年10月14日

千曲鋼材、茨城で加工体制拡充

 特殊鋼鋼板を主体とする厚板加工販売業の千曲鋼材(本社=千葉県浦安市、神島勉社長)は、茨城事業所(茨城県常陸大宮市工業団地)と100%子会社の茨城チクマ(同)での加工体制を拡充する。1月に開始したコマツ向け大型ダンプトラックのベッセル(荷台)生産が伸展、茨城チクマが手掛けるベッセルなど製缶部門と、茨城事業所での溶断事業の中間に位置する二次加工部門を充実、製缶を中心に高付加価値化を図る。老朽化したガス溶断機などをプラズマ、レーザーなどに更新、加工能力を高める方向で検討を始めた。鉱山機械の回復をにらみ、今後の2年程度で人員も含めて体制を強化、新規需要をとらえる。