2014年10月21日

新日鉄住金、鍛造車輪 北米向け7割増へ

 新日鉄住金は2014年度、国内生産シェア100%の鍛造車輪の輸出について、北米向けを約7割引き上げ年10万枚と過去最高を見込んでいる。米国には11年度に買収したスタンダード・スチール(SS)社があるが、現在、最新設備導入の過渡期にあり、生産量は能力いっぱいの27万枚。このため日本からの輸出を強化する。北米経済が好調なこと、円安による輸出環境の好転で、前年度の6万枚から大幅に輸出数量を増やす。豪州向けにも鍛造車輪を初めて輸出する予定で、グローバル販売量は最高の47万枚を見込む。