2014年10月28日

松菱金属工業、加工賃1000-7000円上げ 11月出荷から

 磨棒鋼・CH鋼線製造大手の松菱金属工業(氏家義太郎社長)は、エネルギーや副資材、輸送費などの上昇による加工コストアップを製品に転嫁するため、11月出荷分から加工賃を引き上げる。改定幅は、焼鈍なしの製品でトン当たり1000円、焼鈍あり(1回)で4000円、焼鈍あり(2回)で7000円。自助努力でコスト吸収を図ってきたものの、それを上回る大幅な諸コスト上昇を受け採算の改善に踏み切った。従来、素材高に連動した値上げは実施してきたが、単独での加工賃改定は初。