2014年11月11日

普通鋼電炉工業会・野村会長、先行き原料価格に懸念 円安下で下落

 普通鋼電炉工業会の野村寛会長(JFE条鋼社長)は10日、定例の記者会見を開き、急激な円安進行に関して、「1ドル115円まで来ている。通常、円安になればスクラップ価格が上昇するが、中国の過剰生産による影響で、逆に下落している。この反動がいつ来るのか、爆弾を抱えているようなもの。スクラップ需給が急変すれば状況が一変する」とし、先行きの原料価格動向に懸念を示した。