2014年11月17日

東京製鉄、12月契約 全種据え置き

 東京製鉄は17日、2014年12月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)に関して、全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは2カ月ぶり。11月5日に物件向け販売価格、在庫販売価格ともにトン1000円引き上げたが、「急激な円安を受け、日本の輸出競争力が回復する一方、輸入資材の価格上昇でコストアップを余儀なくされるなど前提条件が一変している。価格転嫁を視野に入れたいが、現時点ではマーケットの需給アンバランスは解消されておらず、全品種で据え置きとした」(今村清志・常務取締役営業本部長)とし、店売り向け販価改定を見送った。