2014年11月25日

高炉・普通鋼電炉、多くが増収増益 4-9月期

 産業新聞社がまとめた鉄鋼・加工メーカーの2014年4―9月期連結業績ランキングによると、売上高、経常利益ともに新日鉄住金がトップで、売上高経常利益率(ROS)は日鉄住金ドラムがトップに浮上した。国内で消費増税影響が表面化し、鉄鋼生産量は前年並みとなったが、コスト削減、メタルスプレッド(鋼材販売価格と主原料価格との差)改善などで調査対象73社のうち8割強が増収、6割弱が経常増益となった。高炉、普通鋼電炉メーカーの多くが増収増益となる一方、特殊鋼電炉メーカー、鋼板・鋼線など二三次加工メーカーの多くがコストアップを転嫁・吸収しきれず減益となり、明暗が分かれた。

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