2014年12月4日

日本の省エネ・環境技術、東南ア普及へ仕組み整う

 日本の鉄鋼業の優れた省エネ、環境技術を東南アジアで普及する仕組みが整った。電炉が主体の東南アジア諸国連合(ASEAN)の事情に合わせて、電炉向けに初めて30の技術を整理した技術カスタマイズドリストを作成し、シンガポールでASEAN鉄鋼協会などと先月26日開いた日ASEAN官民鉄鋼ワークショップで披露した。日本発の国際標準化機構(ISO)規格によるエネルギー管理手法や技術導入効果を分かりやすく示し、日本の政府系機関の支援体制も紹介。経済産業省、日本鉄鋼連盟、鉄鋼大手、エンジニアリングメーカーなど全日本で進める現地の技術導入が実行段階に移る。