2014年12月5日

鉄スクラップ 韓国向け、輸出減少へ

 韓国向け鉄スクラップ輸出が今後、減少するとの見通しが強まっている。これまでの契約分などについては配船が遅れていた影響もあり、「足元の日本から韓国向けの船積みは活発化している」(商社)ものの、韓国では国内鉄スクラップ価格が続落する中、メーカー炉前在庫が依然として高水準で推移。さらに東部製鉄が電炉事業から撤退することもあり、「需給バランスが変わり、今後、東アジア輸出市場にも影響が出てくる可能性もある」(同)との声も聞かれる。

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