2015年1月16日

次世代石炭火力発電 16年度から実証開始

 次世代の石炭火力発電技術の石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)開発プロジェクトが新たな段階に入る。実施主体で中国電力と電源開発(Jパワー)が共同出資する大崎クールジェンは広島県の大崎発電所構内で基盤技術の酸素吹石炭ガス化複合発電(IGCC)の実証試験設備建設を2015年度に完了。16年度から実証試験運転に入る。16年度からは二酸化炭素(CO2)分離・回収技術の開発も開始し、燃料電池を組み合わせる究極の高効率発電技術開発に向けた10年計画が本格化する。