2015年1月30日

新日鉄住金 通期経常益、上振れ4100億円

新日鉄住金・太田克彦副社長
 新日鉄住金は29日、2015年3月期連結業績予想を発表し、経常利益見通しを前期比13・6%増の4100億円に前回予想から100億円上方修正。一方、純利益予想を25・8%減となる1800億円に700億円下方修正した。経常利益は、回復に向かう鉄鋼需要への対応やコスト改善効果によって上振れる。純利益は、ブラジルのシームレス鋼管製造合弁会社VSBの固定資産の減損損失686億円などの特別損失を計上したため大きく下振れし、3%の増益予想から一転、減益となる。期末配当を3円(前年同期3円)に決定、年間配当を5円(5円)とする。

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