2015年2月4日

1―3月 粗鋼、2四半期連続減2730万トン

 経済産業省が3日まとめた2014年度第4四半期(1―3月)の鉄鋼生産計画によると、粗鋼生産は前期実績見込み比0・9%減の2730万トンと2四半期連続で減る。内需の停滞を映し、抑制気味の計画。経産省が昨年末まとめた需要見通し並みだが、普通鋼の輸出向け生産が当時の想定より増え、半製品在庫が減る。経産省鉄鋼課では造船需要の好調も伸び代は限られ、自動車、建材需要の減少やエネルギー関連の下振れも視野に、高水準の在庫の調整を含めて慎重な生産対応が必要としている。

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