2015年6月23日

柿木鉄連会長 電炉再編、競争力強化の選択肢

 日本鉄鋼連盟の柿木厚司会長(JFEスチール社長)は22日の定例会見で、経済産業省がまとめた「金属素材競争力強化プラン」の国内製造基盤強化戦略で、事業再編が不可避とされた普通鋼電炉業について、「土木・建築などの内需を供給力が上回る状況が続いているが、数少ない国内資源の鉄スクラップを原料に再生産するリサイクル産業で、資源循環型社会の構築に大きく貢献している」と強調。その上で「事業再編は合理化、設備投資などと並ぶ企業競争力強化の選択肢の一つ。高炉業界は需要産業が海外進出していく中で、生き残るために再編してきた。どのような選択肢を活用するかは、電炉メーカー個社の判断による」と述べた。

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