2015年7月17日

大同特殊鋼、高合金事業 世界展開を加速

 大同特殊鋼は2015年度を「高合金元年」(嶋尾正社長)と位置付け、航空機、発電用素材、石油・ガス向けの高合金事業を強化する。国内、アセアン、北米の3拠点を軸に、高合金ネットワークを構築し、大同ブランド「DSALOY」としてグローバル展開を加速する。渋川工場には世界最大級となる22トン大型真空誘導溶解炉(VIM)を導入、16年度の稼働を予定する。米国には本年10月をめどに石油・ガス向けの高合金マーケティングを担う「ダイドースチール・アメリカ」のヒューストン事務所を立ち上げ、アセアンにも高合金マーケティングの機能強化を目的とした事務所を検討中で、QCD競争力を高める。

スポンサーリンク