2015年8月5日

神鋼・加古川、脱燐専用炉1基増設 溶銑処理能力さらに向上

 神戸製鋼所は5日、約90億円を投じて、加古川製鉄所新溶銑予備処理工場に転炉型の脱燐専用炉(炉容積250トン)を1基増設すると発表した。これまで混銑車(トーピードカー)で行っていた脱燐処理を、上・底吹きガス攪拌の脱燐専用炉に切り替えることで、処理時間の大幅な短縮や歩留まり向上、副原料(石灰、ドロマイト)の使用量減少などを図ることができ、年間20億円強のコストダウンを実現する。着工は2016年度内を、営業運転開始は17年度を予定している。