2015年12月24日

神戸製鋼 ものづくり推進部、次期中計で機能強化

会議における課題討論のもよう
 神戸製鋼所は、2016年度からスタートする現在策定中の次期中期経営計画において、ものづくり推進部(進俊彦部長)の機能を強化し、各事業部門での生産安定性、品質向上を支援していく。10年4月のものづくり推進部設置から5年が経過。各事業所間の横串連携が強化され、情報共有化などに伴うグル―プ全体での技術レベルが向上し、機械加工速度改善に資する新システム開発によるシナジーや、神戸製鉄所内棒鋼加工工場の生産性向上などでそれぞれ効果が出ている。次期中計では各工場長、製鉄所企画部門スタッフで構成されるものづくり推進リーダーのメンバー拡充(現行はグループ19社で構成)を図るほか、ICT(情報通信技術)の活用を検討するなど、「この5年で活動に手応えを感じている。技術レベルの底上げを継続しながら、攻めの視点でものづくりを考えていく」(ものづくり推進部を管掌する山本浩司・執行役員)方針だ。

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