2016年3月10日

3年ぶり日欧鉄鋼対話、 中国の過剰能力など懸案事項意見交換 日欧通商摩擦存在せず

 日本と欧州連合(EU)の官民の鉄鋼関係者は8日、都内で第12回日欧鉄鋼対話を開き、通商問題などで意見交換した。対話は3年ぶり。両国間で通商摩擦は存在しないと確認した。世界的に過度の保護貿易主義的措置の広がりやその背景となる中国をはじめとする過剰能力についての懸念を共有した。過剰供給など鉄鋼業が重要な局面にあるとしてEU側は従来1年半に1回が基本だった日欧鉄鋼対話の頻度を高めるよう求め、日本側は年1回とし、必要なら緊急会合を開くと応じた。

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