2016年8月5日

三菱商事・金属資源、ポートフォリオ強靭化

 三菱商事の金属資源本部は2018年度までの中期経営戦略で、成長のために保有資産を積極的に入れ替える方針だ。原料炭、銅を中核とする金属資源ポートフォリオを「強靭化」するのが課題だが、田中格知本部長によると、コスト削減などの自助努力だけでなく、中長期的に需要増が見込める商品において、競争力の高い資産を獲得する機会も探っていく。全社方針に則り、今中経期間は資源分野の投融資残高を増やさず、資産の入れ替えにより必要な投資の財源を確保する。聖域なき事業再構築によって下方抵抗力を高め、市況に頼らない収益力を付ける。