2016年10月26日

JFES、薄板1万円値上げ 国内店売・溶協・リロール向け 12月出荷分から

 JFEスチールは国内店売・溶協・リロールメーカー向けの薄板品種(熱延黒皮・熱延酸洗・冷延・表面処理)の販売価格を12月出荷相当分からトン当たり1万円値上げする方針を固め、先週21日から取引コイルセンターなどに要請を始めた。10―12月期の原料炭(強粘結炭)購入価格が7―9月期に比べて約2・2倍の200ドルに達するなど急騰し、鋼材換算でトン1万円以上の大幅なコストアップが避けられないためで、単独でのコストダウン努力では吸収が不可能として、「需要家の皆様にも負担をお願いせざるを得ない」(薄板営業部)と判断した。