2016年12月6日

建設用鋼材、国内需給がタイト化 鉄骨需要 増加へ 値上げ一部浸透

 国内建設市場の回復を受け、建設用鋼材マーケットの需給がタイト化している。今年度の鉄骨換算需要量は前年度の約500万トンを上回る510万―520万トンのペースで推移し、大型案件だけでなく中小案件へと需要の裾野は拡大。タイト化とともに高炉メーカーの値上げも一部浸透している。東京オリンピック関連工事などもあり、この1―2年は堅調な需要が続く見通しのなか、さらにタイト化する可能性もあり、値上げの土壌は整いつつある。

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