2016年12月21日

小木曽工業、メキシコに磨棒鋼工場新設 1月から量産出荷開始

 小木曽工業(本社=愛知県名古屋市中川区、小木曽知弘社長)は中川特殊鋼(本社=東京都中央区、中川陽一郎社長)と共同で、メキシコに磨棒鋼の工場の新設を進めてきたが、今年10月末には2次加工・検査を含めた一貫生産ラインを構築した。具体的には2014年メキシコに設立した合弁会社「メキシコ・スチール・バー・プレシジオン」(略=MSBP、社長=小木曽誠・小木曽工業常務取締役)が工場整備の作業を行ってきたもので、磨棒鋼の生産能力は月間約600トン。現在、日系の自動車部品メーカーから製品の承認取得を行っており、来年1月から量産出荷を開始する。小木曽工業にとって、今回のメキシコ工場はタイ、中国に次いで、海外で3カ所目の生産拠点となる。