2017年1月10日

ニューコア、車用鋼板分野を強化

 米電炉最大手であるニューコア(NUCOR、本社=ノースカロライナ州シャーロット)のラド・ホール副社長(鋼板事業全般を管掌)が産業新聞社の単独インタビューに応じ、JFEスチールとのメキシコでの溶融亜鉛めっき鋼板製造合弁事業を含めて、自動車用鋼板分野を強化する考えを明らかにした。酸洗コイル、冷延コイル等の自動車用鋼板が日系を含めた自動車メーカーで採用が進んでおり、「現時点で供給数量は少ないものの、外板を狙っていく」(ホール副社長)とし、製造設備や技術開発への投資を実行しながら、現地高炉材とのコスト優位性を生かし、日系をはじめ、欧米系メーカーへのアプローチを展開していく方針だ。