2017年2月9日

熱延セーフガード問題、日印二国間協議開く

 インドが発動した熱延鋼板の緊急輸入制限(セーフガード、SG)などに世界貿易機関(WTO)協定違反の疑いがあるとして、日本がWTO協定に基づき協議要請した問題で、日本とインド政府は6、7日の両日、インドのデリーで協議を開いた。日本政府関係者は協議を開いた事実は確認したものの、WTO協定上、協議内容は明かせないとしている。日本政府は熱延SGのほか、今月4日で期限が切れた最低輸入価格(MIP)がWTO協定などに違反する疑いを従来から指摘しており、今回の協議でも日本の見解を伝え、是正を申し入れたものとみられる。