2017年3月7日

国内鉄スクラップ続伸 輸出マーケット堅調映す

 国内鉄スクラップ市況が続伸した。先週中に韓国向け新規鉄スクラップ輸出価格がFOBトン当たり2万8500円前後へと上昇したほか、新規商談が停滞していたベトナム向けについては為替が対ドルで円安に振れたことなどもあり、先週末までに同2万9000円台へと上昇。先週4日から東京製鉄ほか国内電炉メーカー各社が相次いで鉄スクラップ購入価格を引き上げるなど、堅調な輸出マーケットが国内市況を押し上げている。