2017年6月19日

内蒙古オルドス電力冶金、マンガン系合金鉄 生産倍増60万トンへ

 中国の合金鉄大手、内蒙古オルドス電力冶金はマンガン系合金鉄の生産量を倍増する。ポリシリコン生産による電力の制約などを背景に、フェロシリコン生産用の電気炉4基をシリコマンガンなどマンガン系合金鉄生産用に改造し、年産能力を60万トンに倍増した。2017年はマンガン系の生産を60万トンと前年の倍に増やす。マンガン系は輸出関税の障壁などで輸出が難しいが、中国の粗鋼生産が過去最高水準で推移する中、中国内で十分さばけるとみている。国内外の市況などを見極めた上で、フェロシリを含めて最適な生産、販売を目指す。