2017年8月14日

鉄スクラップ、国内市況が大幅上伸

 国内鉄スクラップ市況が大幅に上伸した。中国情勢の影響を受けて世界的に資源価格が上昇しており、韓国及びベトナム向け日本産鉄スクラップ、トルコ向け米国産鉄スクラップなどの海外輸出市況も騰勢が続いている。 この状況を背景として、関東鉄源協同組合が9日に実施した鉄スクラップ輸出入札の平均落札価格(H2)がFASトン3万1606円と前回比で大幅にアップし、東京製鉄が10日入荷分から鉄スクラップ購入価格を全5拠点でトン当たり2000円引き上げたことで、各地区にもメーカーによる買値引き上げの動きが波及。関東では地区電炉メーカーの炉前購入価格(H2)が4月中旬以来4カ月ぶりに高値でトン3万円に到達している。

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