2017年8月16日

6月国内向け普通鋼受注、3カ月ぶり増355万トン

 国内鉄鋼需要の先行指標となる普通鋼鋼材受注の回復の足取りが確かなものとなってきた。日本鉄鋼連盟が16日発表した用途別受注統計によると、6月の国内向け普通鋼鋼材受注は前年同月比3・9%増の355万1000トンで3カ月ぶり増となった。自動車、電機、建機など製造業分野は堅調に推移しており、出遅れていた建設分野も増加に転じた。高炉メーカーの供給余力低下もあって輸出向けが15・0%減の198万8000トンで9カ月連続減となったため、国内・輸出のトータル受注は3・7%減の553万9000トンで5カ月連続減となった。