2017年8月28日

三菱商事金属資源、豪原料炭事業を強化 供給不足想定 増産投資も視野

 三菱商事の金属資源本部は、主力の一つの豪州原料炭事業の競争力を一段強化する。豪州の100%子会社、三菱デベロップメントの4―6月業績は、原料炭事業などで3月末の豪州東部のサイクロンの影響を受けたものの、前年同期比では大幅に改善した。今後もさらなるコスト競争力強化、生産性改善等の地道な取り組みを継続するとともに、一定の投資による増産も視野に入れる。足元の原料炭需給はやや供給過剰だが、中長期的には供給不足も生じると想定し、さまざまな選択肢を持って備える。