2017年9月6日

玉造 福山事業所、大規模再整備へ

 大手溶断業者の玉造(本社=大阪市北区、棚橋浩司社長)は来年6月の完了を目指し、福山事業所(広島県福山市)の工場体制の大規模な再整備を行う。既存の福山工場(第一工場)の建屋の老朽化と地盤がネックとなっており、これに対応するとともに、中長期的にも盤石な加工体制を構築するのが狙い。すでに今年4月にエムエム建材の旧・福山支店の倉庫を購入済みで、今後は同倉庫に既存の福山第二工場のすべての加工設備を移し、新しいレーザー専用工場とする。レーザー設備の移設後、現在の福山第二工場には福山工場の溶断設備をすべて移設し、ガス溶断の専用工場とする。再整備後はより高品質・高精度で、高い生産性の加工体制を武器に、地域の厚板加工ニーズにさらにきめ細かく対応していく方針。