2017年9月19日

関西鉄源連合会、輸出価格 前回比4195円高 3万2280円と関東上回る

 関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル会長)が15日実施した第71回鉄スクラップ共同輸出入札は、落札価格がトン当たり3万2280円(大阪湾岸FAS、H2)だった。成約数量は5000トン。7月18日の前回平均落札価格に比べて4195円高となったほか、今月12日の関東テンダーから55円高とわずかに上回った。中国の地条鋼排除に伴って「地条鋼をカバーする形で、アジア全体で増産基調となっている」(商社)ことなどから鉄スクラップ需要が増加。鉄スクラップ輸出市況は堅調推移しており、「国内相場も底堅い」(流通筋)との見方が広がっている。