2017年9月21日

異形棒市況 関西、2年半ぶり高値圏

 関西地区の異形棒鋼市況がトン当たり6万円前後(ベースサイズ、直送)となり、2年半ぶりの高値圏へと上昇した。主原料となる鉄スクラップ価格が続伸している上、下期から電極や耐火物、合金鉄などの値上がりによる大幅なコストアップが見込まれていることなどから、異形棒鋼メーカー各社は採算確保に向けて売り腰を一段と強化。大手ゼネコンなどの大口案件については年内の手当てがほぼ完了しているものの、「中小口や短納期案件を中心にメーカーの値上げが徐々に浸透し始めている」(流通筋)という。

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