2017年11月8日

ベトナムのポミナスチール、小型高炉を新設 コスト変動対応

 ベトナム電炉大手のポミナスチールは、ポミナ3(バリア=ブンタウ省)に年間生産能力80万トンの小型高炉を新設する。ポミナ3は電気炉による製鋼のみを行っているが、電力料金の上昇に加えて、足元は電極価格が大幅に値上がりするなど生産コストの変動が激しいことから、小型高炉で生産する溶銑を電気炉で活用することにより、生産コストや原料価格などを見極めながら鉄スクラップと溶銑の使用比率を変えて、柔軟に生産対応することが狙い。「2018年末のテストラン、19年半ばまでにフル稼働を目指す」(チュン・タン・コン取締役)としている。