2017年11月24日

日新製鋼ステンレス鋼管、配管店売り受注カット 11契から最大2割

 日新製鋼ステンレス鋼管(本社=兵庫県尼崎市、平野敦三社長)は、ステンレス溶接鋼管の国内マーケット整備を目的に、11月契約、来年1月積み分から、配管店売り分野の受注について最大2割カットを実施する。配管分野での需要が堅調に推移する中、同社の生産体制も長らくフル操業を継続。しかし、建設関連でのスケジュール遅れなどから、直近、マーケットでの在庫増が懸念されている。ステンレス溶接鋼管最大手の同社としては、「限られたマーケットの中で、市況を崩さないよう丁寧に販売する」(平野社長)方針で、年度内をめどに需要家と個別に意見をすり合わせながら調整を進めていく。