2018年1月18日

新日鉄住金、塗装周期延長耐食鋼、沖縄で初採用

 新日鉄住金は18日、塗装周期延長耐食鋼「コルスペース」が沖縄地区としては初めて西海岸道路浦添北道路の牧港高架橋に採用されたと発表した。塗装の塗替え周期を延長する新耐食鋼で、国内では最も塩害の激しい沖縄での使用となる。塗装周期を半減、沖縄の場合、従来鋼では100年間で6回程度の再塗装が必要だったが、3回で済む。塗装費用をほぼ50%削減、ライフサイクルコストを大幅に低減できる。橋梁では累計21橋、約7000トンが採用され、名古屋製鉄所4号アンローダー設備などクレーン使用での累計2500トンと合せ、実績は1万トン近くに上る。名古屋、大分、君津、鹿島の4製鉄所で年間3000トンを生産しており、今後、国内外向けで年間1万トンレベルへの拡大を目指す。

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