2018年2月2日

神戸製鋼、通期純利益予想450億円 経常益上振れ600億円

神戸製鋼・決算会見・河原常務
神戸製鋼所は1日、未定としていた2018年3月期連結・単独の当期純利益予想を450億円とすると発表した。連結経常利益予想は600億円と前回予想から100億円の上方修正、連結売上高予想も100億円上方修正した。昨年の不適合製品問題発生後に継続する製品に関わる安全性検証の進展を受けて、想定される一定の影響を織り込み、また建設機械の中国での業績改善を含め、経常利益予想に反映させた。

同日発表した17年4―12月期業績は、連結売上高が前年同期比13・3%増の1兆3793億1700万円、経常利益は620億7800万円、当期純利益は558億2300万円だった。期末配当は引き続き未定とした。

セグメント別の経常利益は、鉄鋼が199億円(前年同期は249億円の損益赤字)、アルミ・銅が108億円(99億円)、溶接は39億円(55億円)、建設機械は158億円(前年同期は327億円の損益赤字)、機械は10億円(59億円)、電力は46億円(105億円)だった。

鉄鋼は4―12月期の粗鋼生産が574万トン(前年同期527万トン)、輸出比率は27・3%(28・9%)。販売単価はトン8万1500円(6万8300円)と、トン1万3200円上昇した。

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