2018年3月19日

神戸製鋼 山口新社長、安全性検証が最優先

会見する山口次期社長
 神戸製鋼所は16日、都内で4月1日付で次期社長となる山口貢副社長の社長就任会見を行った。山口副社長は不適切行為について陳謝した上で「顧客に協力して安全性を検証することが最優先」とし、自ら先頭に立ち全社員で再発防止と信頼性回復に全力を注ぐ考えを示した。「ガバナンス、企業風土の抜本改革を進めることが責務」とし、コンプライアンス対応の一方で、持続的成長へ向け、中期経営計画に則して素材、機械、電力供給の3本柱の成長戦略を従来通り推進する。「輸送機器の軽量化は間違いなく追い風で、大きな強みを発揮できる」と鉄、アルミ・銅などマルチマテリアル展開を加速。圧縮機事業、水素ビジネスなど事業展開も強化。電力は盤石な経営基盤として展開する。