2018年3月22日

普通鋼電炉のコスト増、18年度700-800億円規模 スクラップ除く

 2018年度では電極や耐火物、合金鉄などの副資材、配送費を含めた各種コストが大幅に上昇するため、普通鋼電炉メーカーでは収益悪化に危機感を募らせている。この鉄スクラップ以外のコストアップ分が普通鋼電炉業界全体に与えるインパクトは18年度で700億―800億円規模になる見通しであり、状況次第ではさらに大きくなる可能性もある。厳しい環境下において、普通鋼電炉メーカーではコスト上昇分を製品販売価格に転嫁する動きが加速している。

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