2018年4月9日

鉄スクラップ、国内市況が続落 輸出商談の停滞響く

 国内鉄スクラップ市況が続落した。東名阪3地区電炉メーカーの平均購入価格(産業新聞調べ、H2・6日時点)は、トン当たり3万4300円と3月下旬の直近高値から2200円(6%)安い。アジア向け新規鉄スクラップ輸出商談の停滞や輸出価格の下落などが要因で、輸出の停滞に加えて「市中鉄スクラップ流通量が増える年度末環境と下落局面が重なり、国内メーカー向け出荷が増加したことなどが下落ピッチを早めた」(商社)という。